フリーランスエンジニアにポートフォリオは必須!?|コツや参考サイトを紹介

近年、独学やスクールに通ってプログラミングを習得し、フリーのエンジニアを目指す人が増えています。

しかし、プログラミング未経験者や駆け出しのエンジニアが、フリーランスとして案件を獲得できるのか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

たしかに、実績のないフリーランスエンジニアが案件を獲得するのは簡単なことではありません。そこで案件を獲得するためにも準備しておきたいもの、それがポートフォリオです。

しかし、「ポートフォリオはデザイナーが営業で使うもの」というイメージが強く、エンジニアはどのようなポートフォリオを用意すれば良いのかわからない人も多いでしょう。

そこで今回は、フリーランスエンジニアのポートフォリオ作成方法や、参考にしておきたいポートフォリオサイトを紹介します。

フリーランスエンジニアにポートフォリオが必要な理由

フリーランスエンジニアのポートフォリオ

フリーランスエンジニアにとってのポートフォリオとは、「あなたがどのような事ができて、どのような仕事が依頼できるのか」がわかるツールです。

ここでは、フリーランスエンジニアにポートフォリオが必要な理由を3つ紹介します。

スキルのアピールになる

案件に応募する際はスキルシートや職務経歴書などを提出しますが、ポートフォリオがあることで、よりスキルをアピールできるようになります。

ポートフォリオがあることで、言葉や文章ではなく、視覚的・感覚的に伝えられるようになるのです。基本的に、1度作ったものを使いまわす事ができるので、スキル証明のためにもしっかり準備しておくのがおすすめです。

また、複数作っておいて、案件ごとに使い分けることも可能です。

面談がスムーズに進みやすい

ポートフォリオがあることで、「あなたにどの程度のスキルがあるのか?」が視覚的にわかるため、面談がスムーズに進みやすくなります。

ポートフォリオがなければ、すべて言葉で説明しなければなりません。しかし、必要な情報をまとめたポートフォリオがあれば、クライアント側は質問を減らす事ができますし、エンジニア側も説明する手間をある程度省けます。

また、案件によっては応募条件にポートフォリオ必須の場合もあるので、しっかり準備しておきましょう。

集客しやすくなる

最近ではSNSで案件を獲得するフリーランスエンジニアも多くいます。Web上にポートフォリオを公開しておくことで、SNSにポートフォリオのURLを貼り付けておくことで誰かの目にとまり、仕事の依頼がくるかもしれません。

エンジニアとして働き始めたばかりの場合は、直接依頼がくることはないかもしれませんが、クラウドソーシングやマッチングサービスなどのプロフィール欄にポートフォリオのURLを掲載しておくことで、案件獲得につながりやすくなります。

参考にしたいエンジニアのポートフォリオ

フリーランスエンジニアのポートフォリオ

ポートフォリオが必要とはいえ、どのようなものを作れば良いのかわからない人も多いと思います。そこで、参考にしておきたいエンジニアのポートフォリオを3つ紹介します。

スキルのレベルによってポートフォリオのクオリティは大きく変わるため、自分のレベルではどのようなものが作れそうかを考えてみましょう。

Takumi Hasegawa

フロントエンド実装をメインにクリエイティブディレクターなどを務める長谷川 巧氏のポートフォリオです。

ポートフォリオのトップデザインには高度なWebグラフィック技術を使い、立体的な表現が特徴的。サイト内の随所に動きを加えたデザインで、図形をふんだんに取り入れています。

MASAYUKI DAIJIMA

国内外のさまざまな賞を受賞している代島 昌幸氏の、ライブ感のある音と3Dが印象的なポートフォリオです。プロフィール・ブログ・コンタクトの3つがメインとなっており、なかでもブログはほぼ毎月更新されているようです。

ブログ内の記事はカテゴリやタグから検索できて、「普段どのような仕事をしている人なのか」が伝わりやすく、文章から人柄を感じさせています。

UNDERLINE

フリーランスでweb制作を行なっている徳田 優一氏のポートフォリオです。

アピールポイントや仕事を行う上で大事にしている価値観が分かりやすくまとまっており、過去の制作物も一覧で見やすく配置されています。

写真付きのBlogを更新している点など、機械的ではなくサイトを見ただけで人柄が伝わってくるようなポートフォリオです。

フリーランスエンジニアのポートフォリオ作成方法

ポートフォリオの作り方

ここからは、フリーランスエンジニアのポートフォリオの作り方を紹介していきます。

これから独立に向けて準備している人はもちろん、現在プログラミングを勉強中で実績がない人も、次の手順でポートフォリオを作成しましょう。

①制作物を用意する

まずは、ポートフォリオに掲載する制作物を用意しましょう。今までの案件で開発したシステムやアプリ、携わったWebサイトなどがある人はそのまま掲載しましょう。

ポートフォリオ用に制作する場合は、開発の動機やこだわった点、工夫した点などが説明できるように意識しておくとより良いです。

もしプログラミングを勉強中で制作物がない場合は、ポートフォリオそのものを成果物としてもOKです。ポートフォリオに、自分のスキルを生かしたパーツやウィジットを実装すればアピールになります。

②どのようなポートフォリオにするか考える

サイトを立ち上げる前に、どのようなポートフォリオにするかを書き出してみましょう。

情報をわかりやすくまとめるためには、事前に作りたいものを整理しておく必要があります。書き出すだけで整理できない人は、マインドマップを使って目に見える形にすると、よりイメージが湧きやすくなりますよ。

「伝えたいこと」や「アピールしたい点」を意識しておくことで、より伝わりやすいポートフォリオになります。

③公開用のサイトを立ち上げる

ポートフォリオの公開に決まりはないので、自分がもっとも良いと思う方法を選択しましょう。紙に印刷する方法やPowerPointなどで作る方法もありますが、現在の主流はWeb上に公開する方法です。

Web上に公開するためにはドメインとサーバーを契約し、独自サイトを立ち上げなければなりません。多少維持費はかかりますが、長く使うことを考えて、スキルや金銭面での出し惜しみはしない方がよいでしょう。

また、以下のようなWebサービスを利用することも可能ですが、技術力の証明としてはやや弱い印象を与えてしまうので、よく考えて利用しましょう。

【無料ポートフォリオ作成サービス】

【無料ホームページ作成サービス】

④制作物を掲載する

サイトを立ち上げたら、必要な情報を掲載していきましょう。どのようなデザインで、どこまでこだわるかは個人の自由です。制作物の概要や掲載はもちろん、プロフィールやスキルレベルについて、他人が見てもわかりやすいように作っていきましょう。

とくに制作物については、概要や開発の動機、制作期間、使用したツールや言語、どのようなポイントにこだわったかなどを記載しておくと、読み手に具体的なイメージを持ってもらうことができます。

また、GitHubなどを利用してソースコードを公開しておきましょう。

③プロフィールを記載する

あなたがどのような人なのかを知ってもらうために、プロフィールを書いておきましょう。こちらもどこまでの内容を記載するかは自由ですが、基本的にエンジニアに関係ないことを載せる必要はありません。

一般的には、以下のような内容を記載します。

  • 名前、肩書き
  • 生年月日
  • 出身地、居住地
  • 経歴
  • 保有資格
  • 実績
  • スキル
  • SNSアカウントやGitHub
  • 連絡先

④その他、必要事項を掲載する

ポートフォリオはスキルを証明するためのものではありますが、さらに踏み込んで「これからやりたいこと」や「依頼料金目安」などを記載しておくのも有効です。

また、熱意をアピールしたい場合は、ITに業界に対する想いを書いておけば、人間性の伝わるポートフォリオになるでしょう。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作る際の注意点

ポートフォリオ作成の注意点

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作る際、いくつか気をつけなければならない注意点があります。ここでは、代表的な注意点を5つ紹介していきます。

守秘義務に気をつける

過去の制作物や成果物を掲載する場合、守秘義務契約の有無を確かめておきましょう。当然ながら守秘義務契約を交わしている案件に関しては、ポートフォリオに掲載することはできません。

契約を破って掲載することで自分自身だけでなく、契約を交わしたクライアントにも何らかの被害が及ぶ可能性もあります。

また、守秘義務契約を交わしていない内容について記載するときも、当該案件のネットワークなどについてなどの機密情報が含まれないように考慮しましょう。

ユーザビリティを大切にする

ポートフォリオは自己満足で作るものではなく、クライアントから評価されるものでなければなりません。とくに、見やすさや使いやすさは重要な判断基準となります。

いくら「ポートフォリオはスキルをアピールするもの」といっても、デザインや機能にばかりこだわり、ユーザビリティの低いサイトになっていてはネガティブな印象を与えてしまいます。

必ず、ポートフォリオをはじめて見る人でも使いやすいように、UI/UXを意識しましょう。

デザインにこだわりすぎない

上記のUI/UXとも繋がりますが、ポートフォリオはあくまであなたのスキルセットを判断してもらうためのツールです。

デザインにやたらと凝りすぎてしまい、本来見てほしい過去の実績やスキルセットが相手に届かなければ、元も子もありません。

初見の人にとって見やすいか、アピールしたい内容はちゃんと伝わるか、などを念頭に置いて、ポートフォリオのデザインを設計するように心がけましょう。

定期的に更新する

ポートフォリオは1度作れば使い回しが効くものとはいえ、作りっぱなしで放置するのは避けるのが吉です。見てもらう人への印象が悪くなってしまいます。

そのため、新たな成果物があれば、その都度ポートフォリオに反映していくように心がけましょう。

定期的に更新することでポートフォリオのブラッシュアップになるうえ、携わったプロジェクトについて改めて考えたり、文章化する機会にも繋がります。

名刺やSNSにポートフォリオを載せる

せっかくポートフォリオをつくっても、見てもらえなければ意味がありません。

自分の営業活動の助けになるツールには、全て記載するようにしましょう。例えば、名刺やSNSなどです。

何気なく出会った人がポートフォリオを見て連絡をくれるなど、思わぬところから次の仕事につながることもあり得ないことではありません。

積極的にアピールしていきましょう。

ポートフォリオが完成したらBizlinkで案件を探そう!

営業に使うポートフォリオが完成したら、フリーランスエージェントで案件を探してみましょう。フリーランスエージェントは、仕事を任せたい企業(クライアント)と、仕事を探しているエンジニアの間に立ち、お互いを紹介するマッチングサービスです。

エージェントに登録することで案件の紹介が受けられるだけでなく、キャリアについて相談したり、福利厚生を受けたりすることができます。また、ポートフォリオの客観的な意見や評価をもらうこともできるので、一度相談してみるのがおすすめです。

なかでも、Bizlinkは高単価案件を豊富に扱っており、フリーランスエンジニアとして収入を安定させたい人にぴったりです。

首都圏をメインとした常駐案件からフルリモート案件まで、希望のスタイルからお選びいただけます。掲載している求人の言語や職種は幅広く、さまざまなジャンルに対応しているので、ぜひ無料登録してチェックしてみてください。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアのポートフォリオの作成方法と、参考サイトを紹介しました。ポートフォリオと聞くとデザイナーの印象を持つ人も多いですが、エンジニアが営業をおこなう際にもポートフォリオは重要なツールとなります。

現時点で実績がある人もそうでない人も、スキルを視覚的にアピールできるポートフォリオを用意しておきましょう。使いやすく情報がまとまったポートフォリオを作成することで、営業時に良い印象を与えることができます。

今あるスキルを生かし、案件獲得につながる魅力的なポートフォリオを作成しましょう。

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