顧客管理(CRM)の世界トップシェアを誇るSalesforce。顧客に関する情報をクラウド上で管理でき、低コストかつ手軽に活用できることから導入企業が増えています。 IT業界でもSalesforceの重要度が高まっているため、さらに需要が上がっていくと考えられます。
そこで「フリーランスのSalesforceエンジニアを目指したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。一般的にSalesforceエンジニアは高収入といわれますが、フリーランスになると将来性も気になるところです。
本記事では、実際に募集されているフリーランスSalesforceエンジニア向けの案件・報酬例を紹介しつつ、必要なスキルや案件の獲得方法などを解説します。
Contents
Salesforceエンジニアとは?

Salesforceは対象となる業種や企業規模を問わないため、大企業から中小企業まで多くの企業で導入されています。マーケティングやセールス、カスタマー対応など、業務内容や変化にあわせてカスタマイズできるのも大きな特徴です。
Salesforceエンジニアの仕事内容
Salesforceエンジニアの主な業務は、Salesforceの導入やシステムの開発、運用です。Salesforceを開発したセールスフォース社が提供するプログラミング言語「Apex」を使用し、アプリケーションの細かい動作のプログラムや機能拡張をおこないます。
また、Salesforceはカスタマイズ性の高いプラットフォームであることから、導入やフォローアップのコンサルティングをおこなうこともあります。正社員でもフリーランスでも、基本的な仕事内容は変わりません。業務経験の観点からも、正社員でSalesforceエンジニアとして実績を積んだ後に独立するのが一般的な流れです。
Salesforceエンジニアの将来性
現時点(2023年)でSalesforceの導入企業は15万社以上にのぼり、株式会社セブン-イレブン・ジャパンや任天堂株式会社、SMBCグループなど超大手の導入実績もあります。
また、「Salesforceエコノミー」では、2021年〜2026年に日本国内で44万300人(世界で933万人)の新規雇用、そして974億ドル(世界で1兆600億ドル)の新規事業収益を創出すると報告しています。これは2021年から2026年にかけて規模が6.5倍になる見通しとなり、国内におけるSalesforceのエコシステム成長の現れといえるでしょう。
このように今後ますます成長すると予想されることからも、Salesforceエンジニアの需要は高く、将来性が期待されます。
(参考:PRESS AND NEWS)
Salesforceエンジニアのフリーランス案件・報酬例

前述のようにSalesforceの需要は年々高まる反面、使用言語である「Apex」を扱えるエンジニアが少ないことからSalesforceエンジニアの年収は高い傾向にあります。基本的な案件内容としてはシステム開発、運用、導入支援となりますが、コンサルタントとしての役割を担うことも多いことから、高単価なフリーランス案件の獲得も可能です。
ここで、フリーランスエージェントの『Bizlink』で実際に募集しているSalesforceエンジニアのフリーランス案件を一部ご紹介します。
【言語・サービス】 | 【業務内容】 | 【報酬】 |
Salesforce | 業務支援システム | 〜80万円 / 月 |
Java / Apex | EC系パッケージのSaleceforceカスタマイズ開発 | 60〜70万円 / 月 |
実際の案件によって必須スキル・歓迎スキル・ポジションなどは異なるため、エンジニアとしてのスキルやこれまでの実績を踏まえた上で、興味のある業務を探してみるのがおすすめです。
また、Salesforceエンジニアのフリーランス案件には「フルリモート可能」の案件もあれば「リモート不可」の案件もあります。フリーランスになって自宅や好きな場所で働きたいのであれば、リモートに対応できる案件を探すとよいでしょう。
そのほかのSalesforceエンジニア向けの案件は、以下のボタンよりご覧ください。
フリーランスSalesforceエンジニアに求められるスキル

どのような職種でも「フリーランス」という働き方を選ぶのであれば、即戦力となれる人材になる必要があります。ここでは、Salesforceエンジニアとしてフリーランスで活躍するために関するスキルを3つご紹介します。
①Salesforceの知識・経験
当然ながらSalesforceエンジニアとして働くのであれば、Salesforceに関する知識や経験は欠かせません。必須スキルに「Salesforceの開発経験」や「Apexの開発経験」と記載している案件が多く、最低限の知識や開発経験を求められるケースがほとんどです。
ただし、経験者の母数が少ないことから、仕組みを理解している・技術を持っている場合であれば未経験でも応募可能な案件もあります。
また、ApexはJavaに似ているため、Javaを扱えるITエンジニアであればキャッチアップしやすいという特徴もあります。データベース処理をおこなうC#を理解しているエンジニアも、比較的短期間で習得できるでしょう。
②関わる業界への理解
Salesforceは実にさまざまな業界で活用されていることから、企業が参入している業界への理解も必要なスキルとなります。企業がSalesforceを導入する大きな目的は、「顧客情報を管理して営業効率を上げて売上アップにつなげること」です。
そのため、企業と顧客を理想的な関係に繋げられるシステムを提供する必要があり、Salesforceエンジニアのカスタマイズによって成果が左右することもあるでしょう。業界を理解することはクライアントとの意思疎通を容易にするだけでなく、より成果の上がるシステム開発にも繋がります。
③コミュニケーションスキル
Salesforceエンジニアには、クライアント企業が求める機能や要素を正しく汲み取るためのコミュニケーションスキルが欠かせません。クライアントの業務内容や業務フロー、特性、経営課題などをしっかりと理解し、そのうえで要望に合わせて機能のカスタマイズをおこないます。
また、ヒアリングだけでなく課題解決につながる提案力も、Salesforceエンジニアに欠かせないスキルの1つです。
フリーランスSalesforceエンジニアに関する資格

フリーランスSalesforceエンジニアになるために必須の資格はありませんが、業務に関する資格があればスキルの証明となり、案件獲得につながりやすくなります。
Salesforceが実施する認定資格には、サービスやカテゴリごとに基本資格から上位資格までさまざまなレベルが設けられています。各カテゴリの主要資格は以下のとおりです。
【管理者/CRMコンサルタント】
- Salesforce認定 アドミニストレーター(基本資格)
- Salesforce認定 上級アドミニストレーター(上位資格)
- 上位資格:Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント(上位資格)
【アプリケーション構築者】
- Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー
【開発者/アーキテクト】
- Salesforce認定 Platformデベロッパー(基本資格)
- Salesforce 認定 Development Lifecycle and Deployment アーキテクト
【マーケティング】
- Salesforce認定 Pardotスペシャリスト(基本資格)
- Salesforce認定 Marketing Cloudアドミニストレーター
それぞれ該当分野での必要なスキル・知識が幅広く求められる資格のため難易度はやや高めですが、世界に通用するスキルの証明となります。なお、上位資格の受験は、基本資格に合格していることが必須条件となるので注意しましょう。
その他のSalesforceの資格の一覧はこちらから
フリーランスSalesforceエンジニアが案件を獲得する方法

フリーランスになると、会社から与えられる仕事をこなすのではなく、自分で案件を獲得し続けなければなりません。そこで重要なのが、案件を獲得しやすい方法を1つでも多く知っておくことです。
ここでは、フリーランスSalesforceエンジニアが案件を獲得する方法として以下の4つを紹介します。
クラウドソーシングで案件を探す
クラウドソーシングにはフリーランスエンジニア向けの案件が多数登録されており、スキルや興味にあわせて応募することが可能です。サイトの登録は誰でもできるので、独立直後もしくは正社員エンジニアとして働きながらでも手軽に案件が探せます。
とくにエンジニアに強いクラウドソーシングであれば、幅広いレベルの案件があるので自分のスキルにあった案件が見つかるでしょう。ただし、近年では利用者が増えて競争率が高くなったことと、多くのクラウドソーシングでは報酬から20%程度の手数料が差し引かれるので注意が必要です。
エンジニアのつながりから紹介してもらう
前職の先輩・後輩や同業種の友人から、案件もしくはクライアントを紹介してもらうのも1つの方法です。人脈があればフリーランスになってから仕事の依頼がくる可能性が高まるため、独立前に積極的に周りとの交流を図っておくとよいでしょう。
また、人によっては会社で携わっていたプロジェクトを、退職と同時にもたせてもらえることもあります。
SNSで認知度を上げる
最近では、SNSでの情報発信やITエンジニア同士のつながりから案件を獲得するエンジニアも少なくありません。特にTwitterには最新のIT情報がいち早く流れることも多く、見る側・発信する側の双方でのメリットがあります。
ビジネスに特化したSNSを使うと、ビジネス上の交流の機会や企業からのスカウトにも期待できます。代表的なビジネスSNSには、「LinkedIn」や「Wantedly」などがあります。
フリーランスエージェントで案件を探す
フリーランスエンジニアになって、案件探しで苦戦する人は少なくありません。そこでおすすめなのが、フリーランスエージェントを活用する方法です。フリーランスエージェントに登録すると、専任のコンサルタントがエンジニアのスキルや希望の条件に合った案件を探して紹介してくれます。
また、エージェントでは福利厚生やキャリア相談など、フリーランスをサポートするサービスが用意されていることも多く、不安を抱えるエンジニアの強い味方になってくれます。
フリーランスSalesforceエンジニアが案件を探すなら『Bizlink』

フリーランスのSalesforceエンジニアとして働きたい人には、『Bizlink』がおすすめです。Bizlinkでは週2日〜やリモート移行可能など、理想的な働き方を目指すフリーランスエンジニアへの案件紹介をおこなっています。
Bizlinkには高単価・高待遇な案件が多く、「独立後に年収アップしたい」と考えているエンジニアにぴったりです。参画後のサポートもあるので、不安や疑問を感じた時には相談できるのもポイント。
幅広い言語や職種の案件を募集していることや、案件ごとのニーズを最適化して人材を募集していることからも、案件が決まりやすいエージェントとなっています。以下のリンクから無料登録後、ぜひ案件をチェックしてみてください。
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まとめ
Salesforceエンジニアの需要は今後も高く、将来性は十分あると考えられています。また、他のエンジニアが扱えないプログラミング言語を扱えることや、対応できる業務の幅を広げることで、年収アップを目指しやすくなります。
フリーランスになる案件が獲得できず悩むITエンジニアも多いですが、エージェントを利用すると営業に苦戦したり悩んだりする時間を軽減できます。本記事を参考に、効率よく継続案件が獲得できるフリーランスSalesforceエンジニアを目指しましょう。
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