フリーランスエンジニアが仕事を得るために必要な「営業活動」。フリーランスは自分で行動しないと案件が獲得できない=収入が得られないため、営業力は重要な要素の1つとなります。
フリーランスエンジニアのなかには、飛び込み営業で仕事を獲得したいと考えている人もいるかもしれません。しかし、無闇に営業しても断られたり相手にされなかったりと、良い結果にならないことも・・・。
本記事では、フリーランスエンジニアが飛び込み営業する際に大切なことや、成功するコツを詳しく解説します。また、営業せずに案件を獲得する方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
フリーランスエンジニアの飛び込み営業で大切なこと

そもそも「飛び込み営業」とは、新規契約を獲得するためにアポを取らずに営業先に訪問することを指します。近年では新型コロナウイルス感染症の影響もあり、直接企業へ訪問して営業するフリーランスエンジニアは少なく、基本的にはメールなどのオンラインでの営業も増えています。
対面の方が信頼関係を構築しやすく成果につながりやすいものの、オンラインでの営業でも「企業にとって自分がどのようなメリットを与えられるか?」というポイントをおさえておくと新規契約を獲得しやすくなります。
ただし相手にも相手の都合があるので、飛び込み営業の前にメールや電話での連絡をする方が印象はよいでしょう。
フリーランスエンジニアの営業方法の例
フリーランスエンジニアにはさまざまな営業方法がありますが、どの方法がもっとも仕事を獲得しやすいかは人によって異なります。具体的な営業方法は以下のとおりです。
- 知人や元同僚に紹介してもらう
- 関わったことのある取引先に声をかける
- 企業にメールでポートフォリオを送る
- セミナーを活用する
- コミュニティに参加する
- 企業へ直接飛び込み営業・電話をかける
もともとIT系の企業で働いていたエンジニアであれば、独立時に以前から関わりのあるクライアントから仕事をもらえることもありますし、取引先を紹介してもらえることもあるでしょう。しかし、そうでない場合には、積極的に自分から行動していく必要があります。
上記で紹介したなかで、「これなら自分にもできそう」と感じるものから取り組んでみると良いでしょう。行動していくなかで試行錯誤を繰り返していけば、成功率を高められるはずです。
フリーランスエンジニアが飛び込み営業を成功させるコツ7つ

ここからは、フリーランスエンジニアが飛び込み営業を成功させるコツを紹介します。オフライン・オンライン問わず、営業を成功させるために知っておきたいポイントを集めました。
以下の7項目に気をつけて、営業の成功率を高めましょう。
コツ① コミュニケーションスキルを磨く
内気なタイプや人と接するのが苦手な人の場合、営業に欠かせないコミュニケーションスキルを磨くことを意識しましょう。仕事やお金は「人」とのつながりによって回ってくるものです。
そのため営業を成功させたいのであれば、関わりを継続することが仕事につながる重要な要素になります。関わりを持っておくと何かのきっかけで声がかかる可能性もあるでしょう。
ただ、なかには「どうしても人と話すのが苦手」というタイプの人もいると思います。もしそのようなタイプに該当するのであれば、フリーランス向けのエージェントを利用して案件紹介を受けるのがおすすめです。
コツ② 自分の強みを知る
フリーランスエンジニアの営業では、自分をクライアントに売り込む必要があります。クライアントから魅力的な人材であると思ってもらうことができれば、営業の成功率はグッと高まるようになります。
そのために大切なのが、自分の強みを知っておくこと。自己分析や棚卸しを行い、アピールできるポイントを把握しておきましょう。ほかのエンジニアではなく自分を選ぶことのメリットを、具体的に訴求できるようになる状態が理想的です。
コツ③ 企業がフリーランスに求めることを把握する
フリーランスエンジニアを探している企業が「フリーランスに対して何を求めているのか」を考えることで、企業側にどのようなメリットを提示すれば良いのかがわかるようになります。
企業には、フリーランス以外にもエンジニアを採用するという手段もあるはずです。しかし、あえてフリーランスエンジニアを探しているということは、そこに何らかの理由があると考えられるでしょう。その部分を把握できれば、より成功率を高められるようになります。
コツ④ 価格設定を考えておく
自分で営業して仕事を得ることのメリットの1つが、企業と直接契約できることです。しかし、価格設定を曖昧にしたまま営業していると安く見積もりを出してしまい、後悔することになりかねません。
今のスキルやこれまでの経験・実績・実務経験などを踏まえて、市場の相場をチェックしておきましょう。「安いほうがクライアントに喜ばれるだろう」と考える人もいるかもしれませんが、安すぎる価格設定は不安を与える要素になり得るため、相場にあった報酬額に設定することが大切です。
コツ⑤ 人脈を広げる
フリーランスエンジニアとして継続的に案件を獲得するには、「フリーランスエンジニアに依頼したい」と考えている企業や個人を見つけてつながりを多くもつことも大切です。
近年では幅広い業界や分野でIT技術が使われるようになっているので、垣根を超えた人脈形成を心がけておくことで各方面から声がかかるチャンスを作れます。幅広く人脈を広げるにはSNSの活用や他業種交流会への参加などが有効です。
コツ⑥ ポートフォリオを作る
企業へ営業するときは「どのようなものを作れるのか」が一目でわかるポートフォリオを用意しておきましょう。ポートフォリオには、習得している技術を使った機能を実装したり、経歴や実績を掲載するのが一般的です。
言葉では伝えづらいことでもポートフォリオがあればクライアント側で直接見ることができるので、視覚的に技術をアピールすることができます。ただし、何でもポートフォリオに詰め込めば良いということではなく、クライアントのニーズに沿った内容に絞る方がよいでしょう。タイプ別に複数のポートフォリオを用意しておくのも良いかもしれません。
コツ⑦ 身だしなみに気をつける
直接営業に足を運ぶフリーランスエンジニアは少ないかもしれませんが、オフライン・オンラインを問わず、対面する際は清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
服装や髪型などの見た目を整えつつ、相手の話を聞く姿勢や話し方などにも注意を払い、好印象を残せるように意識してみてください。また、オンラインでの営業や面談では、マイクやカメラ、インターネット環境の事前チェックも必要です。
フリーランスエンジニアが飛び込み営業する際の注意点

フリーランスエンジニアが飛び込み営業する際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。営業時には、以下の3つに注意しましょう。
簡単に成功するわけではない
営業しても受注できないと、「自分の何がダメだったのだろう」など落ち込んでしまうこともあるかもしれません。しかし、営業先にアプローチしたとしても、うまくいかないこともあります。
すぐに諦めてしまうのではなく、断られたりスルーされてしまった原因を自分なりに考えてみましょう。試行錯誤していくうちに、営業するときのコツなどがわかってくるはずです。
一方的な売り込みはNG
企業側が求めていないことに気付かず一方的に自分を売り込んでしまうと、印象が悪くなるうえに迷惑をかけることになります。企業が求めている技術やスキルを提供するのがフリーランスエンジニアの立場ということを考えると、一方的な売り込みは逆効果です。
営業するときは企業の反応を常に伺いつつ、ニーズに沿った提案ができているかを客観的にみる意識をもっておきましょう。
自分を安売りしない
自分自身や技術に自信がないと、つい安売りしてしまう人も少なくありません。「自分には高い報酬をもらえるほどのスキルがない」と思っている人もいるかもしれませんが、低単価案件ばかり受注していると、時間や労力を費やしたわりに収入が増えず挫折してしまう可能性があります。
さらに、安売りするフリーランスエンジニアが増えると、業界における「フリーランスエンジニアの単価」自体を下げかねません。しっかりと業務に取り組んだら、その分の正当な対価をもらうというのがフリーランスエンジニアの正しい働き方といえるでしょう。
フリーランスエンジニアが飛び込み営業せずに案件を獲得する方法

フリーランスエンジニアのなかには、「営業が苦手」「できれば営業せずに案件を獲得したい」という人も多いと思います。有名エンジニアや実績のあるエンジニアであれば、企業側からオファーや声がかかることもあるかもしれません。
しかし、そうでなければ自ら営業するか、何らかの方法を使って案件を探すことになります。営業せずに案件を獲得したいと考えているのであれば、以下の2つの方法がおすすめです。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングでは、気になる案件に自由に応募できます。すでにどのようなエンジニアが必要かが記載されているため自分のスキルに合わせた案件を選びやすく、サイト内で契約から支払いまで完結するので初心者でも安心して使えるのが特徴です。
一般的なクラウドソーシングでは登録料や応募料は無料で、確定された報酬から手数料が差し引かれて支払われます。手軽に使いやすいのが魅力の一方で、単価の安い案件が多い点や競争率が高い点などがデメリットとして挙げられます。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスとして生活を安定させたいと考えているのであれば、エージェントの利用がおすすめです。フリーランスエンジニア向けのエージェントでは、大手企業やスタートアップ企業などの案件を保有しており、その中からスキルや実績に合わせた案件の紹介が受けられます。
プロのコンサルタントに相談しながら案件が探せるので、目指したいキャリアに向けてスキルを磨きながら働くことが可能になります。エージェントによって扱っている案件の種類や強みが異なるので、複数登録して比較してみるのもよいでしょう。
なお、エージェントによって手数料はさまざまですが、一般的には企業がエージェントに求人募集をかける際に手数料を支払っているため、後から差し引かれることはありません。フリーランスエージェントの手数料についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
フリーランスエンジニアが案件を獲得するなら『Bizlink』
営業しても思うように案件が取れない人や、営業が苦手と感じる人には『Bizlink』がおすすめです。Bizlinkは高単価案件を多く扱うフリーランスエンジニア向けのエージェントです。
フルリモート・リモート対応の案件も豊富で、地方から東京近郊に拠点をおく企業のプロジェクトへの参画も可能です。また、プログラミング言語の種類や職種が幅広く、多くのエンジニアに対応できる案件を保有しているのもポイントです。
営業はフリーランスエンジニアにとって重要な要素ですが、Bizlinkを利用することで営業に割くリソースを減らして業務に集中できるようになります。登録や相談は無料で、登録者限定の非公開案件もあるのでぜひ登録してチェックしてみてください。
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まとめ
フリーランスエンジニアが収入を得るためには、「フリーランスに仕事を依頼したい」と考えている企業・個人のクライアントを探す必要があります。しかし、フリーランスエンジニアのなかには営業が苦手な人や、営業せずに仕事が欲しいという考えている人も多いでしょう。
営業を成功させるにはさまざまなスキルが必要ですが、1つ1つのスキルを磨くには時間がかかります。個人での営業に少しでも不安を感じているのであれば、エージェントの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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