宮崎県へのUターン・Iターンを検討しているエンジニアが、もっとも不安を感じるのが「転職先が見つかるかどうか」ではないでしょうか?ITエンジニアはリモート業務ができるため、住む場所を選ばない職業とはいえ、移住後の収入に不安を感じる人は少なくありません。
また、「どの地域への移住が理想的か?」というのも悩みどころの1つでしょう。そこで今回は、宮崎県へのUIJターンを検討しているITエンジニアを対象に、移住の際の仕事探しや働き方について紹介します。ぜひ参考にしてください。
Contents
宮崎県の魅力とは?

一年を通じて温暖な気候で、数多くのサーフスポットがある宮崎県。全国からサーファーが集まることから、サーフィンで地域活性をおこなっている地域があるほどです。
宮崎県は大きく北部・中部・西部・南部の4つのエリアに分けられ、自然豊かな市町村が多くあります。また、気候に恵まれていることから農業が盛んで、きゅうりやピーマンなどの野菜からマンゴーといった名産の果物の栽培でも有名です。
さらに「宮崎牛」は、和牛のオリンピックと言われる「全国和牛能力共進会」で受賞するほどの美味しさ。ブランド総合研究所がおこなった「都道府県「幸福度」ランキング2022」では全国3位をマークしており、幸せを感じながら生きている人が全国的にみて多いことがわかります。
そんな宮崎県への移住を考えるときに悩むのが、「どこに住むか」ということ。Uターンの場合は出身地へ戻るため移住先に悩むことはありませんが、JターンやIターンなら、住む場所を選ばなければなりません。
宮崎に住んでいる人を対象にした「住みここちランキング」調査では、1位:北諸県郡三股町(きたもろかたぐんみまたちょう)、2位:宮崎市、3位:日向市で、前年と同じ結果に。
北諸県郡三股町は、隣接する都城市のベッドタウン。コンパクトな街ながら商業施設など生活に必要な施設が揃っており、周辺地域へのアクセスも良好。子育てがしやすい助成制度を導入するなど、子育て世代から人気を集めています。
(参考:自治体ランキング<宮崎県版>)
以下に、住みここちランキング上位3の家賃相場をまとめておきます。移住先選定の参考にしてください。
【1位:北諸県郡三股】
- 1DK~2DK:4万42円
【2位:宮崎市】
- 1R~1K:4万0000円
- 1DK~2DK:5万1300円
- 2LDK~3DK:5万7500円
- 3LDK~4DK:7万9700円
【3位:日向市】
- 1DK~2DK:4万8700円
- 2LDK~3DK:5万6300円
(参考:アットホーム)
宮崎県のITエンジニアの平均年収

ここからは、宮崎県のITエンジニアの平均年収を紹介します。以下の表は、政府が発表している賃金に関するデータから、宮崎県のシステムエンジニアとプログラマーのみを抽出してまとめたものです。
平均年齢 | 勤続年数 | 労働時間 | 平均月収 | 平均賞与 | 平均年収 | |
システムエンジニア | 39.6歳 | 11.4年 | 167時間 | 32万4900円 | 92万8300円 | 482万7100円 |
プログラマー | 33.7歳 | 9.8年 | 166時間 | 26万6400円 | 60万3200円 | 380万円 |
(参考:e-Stat 賃金構造基本統計調査)
同年のシステムエンジニアの全国平均年収は568万9000円のため、全国的に見ると宮崎県のシステムエンジニアの平均年収はやや低い傾向にあることがわかります。
とはいえ、総務省がおこなった調査では、宮崎県の物価水準は全国でもっとも低いとのこと。そのため、たとえ収入が少なかったとしても、他府県よりもゆとりのある生活を送れる可能性もゼロではありません。
(参考:構-Ⅰ 結果の解説)
また宮崎県では、条件を満たした移住者を対象に「移住支援金」の支給をおこなう制度を設けています。移住前の10年間のうちに5年以上、東京23区に住んでいた人もしくは通勤していた人などが対象となります。
対象者には2人以上の世帯に最大100万円、単身最大60万円支給され、さらに一部の市町村では子供1人につき最大30万円が加算されるケースもあります。
このような補助金(支援金)制度をうまく活用して、宮崎県への移住費用の負担を少しでも減らしましょう!
宮崎県移住支援金制度の詳細はこちらにてご確認ください。
宮崎県に住みながら東京の案件で活躍!フリーランスエンジニアという選択肢

宮崎県に移住を検討しているエンジニアのなかには、「転職するか独立するか」で迷っている人もいるかもしれません。以前よりフリーランスに憧れをもっていた人は、宮崎県への移住をきっかけに、フリーランスへの一歩を踏み出してみるのもよいでしょう。
ITエンジニアは言語や職種によってリモート案件も多くあり、宮崎県のような都会から離れた地方都市に住みながら仕事を請け負うことも可能です。
「仕事環境が自分で整えられる」ことや、「他業種に比べてリモートしやすい」ことはITエンジニアの大きなメリットです。収入面での不安を感じやすいというデメリットはあるものの、「より自分らしく生きていきたい」と考えるのであれば、フリーランスに向いているかもしれません。
フリーランスエンジニアに興味がある人や、独立する方法を詳しく知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
宮崎県でITエンジニアが仕事を探す方法

ここからは、宮崎県での仕事探しについて紹介します。宮崎県で仕事を探す方法は、基本的に他府県と変わりません。
代表的な仕事探しの方法として挙げられるのが、
- 求人サイト
- 転職エージェント
- 職場の同僚や友人つながり
の3つで、以下で詳しく紹介していきます。
※データは2022年9月時点
求人サイト
各求人サイトには、さまざまな求人が掲載されています。すぐに転職する予定ではなくても、どのような求人があるのかを時々見ておくと「良さそう」と思える求人が見つかるかもしれません。
以下に、宮崎県のITエンジニア求人を扱っている求人サイトを2つ紹介します。
doda・・dodaは、パーソナルキャリアが運営する求人情報サイトです。複数名の採用や未経験歓迎、上流工程メインなど、さまざまな求人を扱っています。また、各地に拠点を置く企業の求人を多く扱っているため、希望地域への転職を相談できるのもポイントです。
スタンバイ・・スタンバイとは、インターネット上で公開されている求人情報を一括で取得できる「求人に特化した検索エンジン」です。2015年にリリースされた比較的新しいサービスですが、yahoo!が運営に携わっていることもあり大手の安心感があります。「宮崎県」「ITエンジニア」と指定して検索すると、約1,300件もの求人がヒットします。
転職エージェント
離れた土地への転職となると、「どのあたりの地域に会社があるのかわからない」や「面談の日程を合わせるのが難しい」など、転職活動そのものが難しく感じがちです。
そこで転職への自信がない人は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。転職エージェントでは、転職に関する全般をサポートしてくれます。また、キャリアアドバイザーにキャリア相談もできるので、今後どのような方向を目指したいかを明確にしながら次の転職先を探せるようになります。
宮崎県にある地域密着型の転職エージェントは、iNTERCROSS(インタークロス)が有名です。iNTERCROSSは宮崎市に拠点をもつ転職サービスで、県内にあるネットワークをもとに他にはない求人・非公開求人を多数保有しています。
遠方でもオンラインを使った面談を実施、さらに数ヶ月先や1年先の転職を見越して登録する人も多いため、情報収集のためにチェックしておくのもよいでしょう。
iNTERCROSS(インタークロス)の詳細はこちら
職場の同僚や友人つながり
ITエンジニアは、紹介で仕事や案件を獲得できるケースも少なくありません。現在勤めている職場のクライアントを退職時にそのままもたせてもらえたり、同僚や友人つながりでクライアントを紹介してもらえたり。
また、最近ではSNS経由で案件が獲得できるケースも多いため、日頃から周りに「宮崎県への移住を検討している」ことを伝えておくのもよいでしょう。宮崎県出身のエンジニアや、サーフィンが好きな人がいれば、地域の情報がゲットできるかもしれません。
とはいえ、信頼できないエンジニアに仕事を紹介しようと思う人はまずいないでしょう。「この人なら紹介してあげたい」と思われるためにも、日頃から周囲と信頼関係を構築しておき、安心して仕事を紹介してもらえるエンジニアを目指すことが大切です。
宮崎県のエンジニアコミュニティを紹介

近年、宮崎県ではIT企業の進出が活発化しており、ワークライフバランスが整った環境を実現できると密かに人気を集めています。そんな宮崎では、エンジニア関連のコミュニティをサポートする動きもみられます。
ここでは、IT関連のコミュニティと、県の商工観光労働部が運営するサイトを紹介します。
宮崎IT関連勉強会
宮崎のIT関連勉強会の情報交換をおこなっているコミュニティです。ITに関する情報を参加しているメンバーでシェアしています。こちらはFacebook内のコミュニティのため、Facebookに登録している人はチェックしてみるとよいでしょう。
宮崎IT関連勉強会の詳細はこちら
てげほげ
メンバー300人越えの宮崎県のWeb系フリーランス集団です。Webに関する勉強会シリーズの「Webナイト宮崎」を定期開催しており、各回テーマにそったLTをおこなっています。Webナイト宮崎は、オンライン・オフラインの合同開催の回もあり、宮崎県に住んでいないエンジニアの参加も可能です。
てげほげの詳細はこちら
ひなターンみやざき
ひなターンみやざきは、宮崎県の商工観光労働部企業振興課が主催、株式会社宮崎県ソフトウェアセンターが事務局となっている宮崎のICT関連のエンジニアのためのサイトです。ICTエンジニアの交流会やイベントを開催しており、メンバー登録しておくと最新情報を届けてくれます。
また、ICT関連での移住・転職サポートもおこなっています。サイトには企業情報なども掲載されていますが、なかでも移住者へのインタビュー記事はこれから移住を目指す人にとって「リアルな声」として響くはずです。
ひなターンみやざきの詳細はこちら
宮崎県に住みながらフリーランスエンジニアの案件を探すならBizlink

宮崎県への移住をきっかけに「フリーランスエンジニアを目指したい」と考えるのであれば、フリーランスエージェントの『Bizlink』を利用してみましょう。
Bizlinkには、東京を拠点とする企業のフルリモートの高単価案件が豊富にあり、宮崎県に住みながら東京と同じ水準の収入を得ることも可能です。東京に住んでいる人と同じ年収であれば、物価の安い宮崎県ではさらにゆとりのある生活を送ることができ、将来への備えも十分にできるでしょう。
Bizlinkでは、掲載している職種の幅も広く、フロントエンドやサーバーサイド、インフラからアプリ開発、さらにデザイナーやマーケターなどの求人も保有しています。専任のコンサルタントとの面談時にスキルや条件を伝えておくと、希望にあう求人の紹介が受けられるため、自ら営業する必要がありません。
また、参画中のプロジェクトが終わる前に次の案件が探せるため、継続的に案件を獲得できるのもポイントです。Bizlinkへの登録はこちらから、無料でご利用いただけます。
まとめ
海や山の綺麗な自然が堪能できる、宮崎県。なかにはUターンを希望し、実際に働き出してから生まれ育った街へ戻る人もいます。市によっては子育て支援が充実しており、子供をのびのび育てたい人にも最適な環境と言えるでしょう。
近年、宮崎県に拠点を構えるIT企業が増え、移住前に転職先を探しておくと安心です。また、フリーランスエンジニアを目指すのであれば、リモート案件が獲得できるスキルを身につけておきましょう。
フリーランスエージェントのBizlinkには、宮崎県からリモートで参画できる案件も豊富にあるため、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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